いつの頃からか、大銀杏が前に傾いでいたのが何となく 気になってはいた。
しかし根元から折れ曲がるなんて誰も思わなかったに違いない。
大きな木があんな風に死んで行くのを見るのはやはりショック。
昨日は上空にバタバタとヘリコプターが旋回を繰り返していて、
何事があったのだろうか?と頭の隅で思いながらも仕事をしていた。
昼前に友人からメールで知らせが来た時にも根元とは思っていなかった ので仕事続行...
近所の寺の山門にも大きな銀杏の木があるが太い枝が折れて
民家の屋根を直撃した事があるから、おそらくそのくらいの事なのでは ?と思っていた。
倒れたのが明け方と聞いた時に思った、
植物は、特に花など目の前でパッとは咲かない。
何もしなくても、人知れず咲いたり散ったりする。
そういう場面に出くわすと、いつもほんとうに健気だな〜と思うし
心がパッと明るくなったりもする。
大銀杏も様々な天候にも耐えて1000年、本当に1000年かどうかは 議論されているが、、
しかしたとえ3桁だったとしても同じ場所に ただひたすら立っている。
エゴエゴな人間にはとうてい無理なこと。
様々な事に役立つ植物は、まったく「奉仕の象徴」そのものだと思う。
大銀杏にもありがとうと言いたい。
3月11日撮影
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